医学的薄毛治療は仙台中央クリニックで受けられます
従来の薄毛治療
民間療法による薄毛治療
従来の薄毛治療の中心は、育毛シャンプーやコンディショナーなどの毛髪ケアや、頭皮を叩いて刺激を与えるなどの頭皮ケアが中心でした。これらの治療法は医学的根拠かなく、治療効果が不確実なために、効果が無い、またはやり方によってかえって抜け毛が増えると言ったトラブルも有り、どうしたら良いか戸惑っている方も多かったようです。
カツラを着用して薄毛を隠す
更に薄毛が進行して禿てきた場合には、カツラを着用して薄毛や禿を隠すしかありませんでした。カツラは、雨や風に弱く、自毛が伸びてきて来た場合は専門のヘアケアが必要となることもありました。装着時も不自然で、カツラを付けていることが分かることが多く、美容的に問題がある場合も多かったようです。
新しい薄毛治療
医学的根拠のある薄毛治療
医学的根拠のない治療法を行っていても、効果が無いばかりか、かえって抜け毛を増やす結果になりかねません。増毛効果を上げるためには医学的に根拠のある薄毛治療を行う必要があります。以下に医学的に根拠のある薄毛治療を示しました。
医療植毛
医療植毛とは後頭部の毛髪を採取して、薄毛の部分に移植する薄毛治療法です。後頭部から採取した毛根は移植した場所で生存し、ヘアサイクルを繰り返します。前頭部や頭頂部に薄毛が強い場合には、後頭部の毛髪をその部位に移植することで、薄毛を目立たなくする効果があります。
ただし医療植毛は、自己毛髪を採取した後頭部に大きな傷を残し、毛髪を後ろから前に移動しただけで、全体の髪の毛の本数は変わらないという欠点があります。手術治療に抵抗がある方や、全体として毛髪の数を増やしたいという方には向きません。
内服薬による薄毛治療
内服薬による薄毛治療の中心は、プロペシア(成分フィナステリド)とミノキシジルです。
フィナステリドは抗男性ホルモン薬で、元々前立腺肥大症の治療に用いられていましたが、薄毛治療効果が有ることが分かり、日本でも男性型薄毛治療薬として認可されて多くの方が服用されています。
ミノキシジルは、もともと高血圧の治療薬でしたが、薄毛治療効果が有ることが知られるようになりました。日本では外用薬が認可されていますが、内服薬は認可されておりませんので、輸入による内服薬を自己責任の上、服用していただくことになります。
頭皮注射による自己毛髪再生療法
最も新しい毛髪治療はHARG療法です。頭皮に直接、毛髪再生因子を注入することにより自己毛髪の再生を促します。強い毛髪再生効果があります。HARG療法の他にも、頭皮内に再生因子を注入するHARG類似療法が開発されていますが、HARG療法ほど効果は無く、発毛が見られないためにトラブルになっているケースがあります。頭皮注射治療を行う場合は注意する必要があります。
HARG療法
治療前
2回治療後
3回治療後
6回治療後
45歳、男性。医学的薄毛治療、男性型薄毛症、HARG療法
症例経過:父方も母方も薄毛の家系ではなく、あまり髪の毛について気にかけたことはなかったという症例です。1年くらい前からストレスが重なり、髪の毛が抜けるようになってきたということで御相談いただきました。頭頂部中心に薄毛が認められ、HARG療法(ハーグ療法)を行うことにしました。少しずつ髪の毛が太くなり、抜け毛も減り、元の状態に近づきました。経過の写真を見て自己毛髪増毛効果を実感していただけました。
症例解説:男性の禿や薄毛は、遺伝的な素因が見られる場合が多いのですが、遺伝とは関連が薄い方でも、抜け毛が多くなり、薄毛に進行することがあります。このような場合でもHARG療法(ハーグ療法)は自己毛髪再生効果があります。ハーグカクテルを頭皮に注射することにより、少しずつ髪の毛が増えていき、元の状態に近づきます。毛髪が再生した後は、自分の髪の毛ですので特別なケアは不要です。全く自然な髪形になります。個人差はありますがハーグ療法は1か月に1回の注射で、3回から6回くらい治療することにより自己毛髪の増毛効果を実感できることが多いようです。ハーグ療法には、薬液を注射するときにチクチクとした痛みを感じるというリスクやデメリットがあります。ほとんどのケースで我慢できる範囲内ですが、どうしても我慢できない場合には、無痛麻酔をご案内しています。治療前には十分な説明を受けて、トラブルにならないようにしてください。